2024-05-10

[動画版はこちら↓]

答えを言うと

"付き合いやすい"からだよ

ぱぺっとぴんく

(前記事へクリック移動↓)

前回の記事の続きです。

中国・上海ラブドール取材旅をしていて、

高級ラブドールが…

「なぜ高額になってしまうのか？」

というのを垣間見てきました。

そこには職人さんの情熱と、

FANREALがラブドール製造にかけた

「こだわり」が関連しているんです。

　高級ラブドールのヘッドメイキングに潜入　

高級ラブドールといわれるブランドには、

中国本土だけで考えても…

• #RZRDOLL 人造人科技-

• #TOPSINO

• Irontechdoll l-アイアンテック-

• XY-colo

そして今回記事にしたFANREALが存在します。

価格単体で考えると、

TOPSINODOLLとFANREALは

非常に似ていますが、

直接見てきた僕の意見として

製造におけるコンセプトはかなり違います。

ヘッドメイキングルームに来ました。

100個以上のフルシリコンヘッドが

ずらっと並んでいます。

欧米系やアジア系問わず、

FANREAL製ヘッドはすべて

この部屋で職人よって生まれ、

完成・出荷されていきます。

職人スタッフさんが、

お昼休み休憩だったので僕もお邪魔しました。

(許可承諾済み)

メイキング作業に集中しやすい構造と、

硬質シリコンに使う、油性塗料や

メイク塗装に不可欠なアイディアグッズが並んでます。

(この動画の 0:20~ )

シリコンの鋳込み型から離型され、

バリ取り工程に移動。

不具合が無いかチェックを受けてから

画像に映ってる部屋まで

運び込まれてきます。

• 〇〇の写真のようなデザインで作ってほしい

• 目じりやチークをこういう風にしてほしい

という細かい要望は、

この画像の後ろにある要望書に

記載されて…

職人スタッフが読みとりメイクを開始します。

FANREALのこだわりがすごいポイント。

調色済みのカラーを予め作らず、

製造時間の効率化は犠牲にしてました。

確認すると、

お客様の要望に沿った写真や、

イメージに合わせて

ヘッド1個ごとにカラーを調色します。

単色の油性塗料を手動で練り合わせて

塗っていく様は、まさに「神業」。

バリ取りが終わった後は、

唇やアイラインを最初に作るようですね。

今は乾燥中…↑

完成塗装前なので、

肌の凹凸感がナマナマしく浮き出ています。

綺麗な工場で

上海の郊外に立地してます

ぱぺっとぴんく

　シリコンヘッドのメイクを修正するには？　

シリコンヘッドのメイクを修正するには？

それはこの「白電油」という溶剤を使います。

引用：ウィキペディア 白電油 (ナフサ/camp fuel)

すぐ近くに綿棒があったので、

ナフサを付けて、メイクの微調整をするのでしょう。

ヘッドメイクの後は植毛作業。

眼球のハメコミ作業も終わると、

綺麗な美人が出来上がるという流れです。

ひとつのヘッドメイキングだけでも、

数日から1週間かかる大作業になるので

家電製品とか玩具みたいに

安く高品質なものを作る。

というのは基本的にできないんです。

そこで働き、勉強を続ける

ラブドールの製造スタッフにも

お給料渡さなきゃならない。

維持費や税金も苦しい…。

その苦境の中で「何をこだわるか？」

つまり高いには理由があったってことです。

本当にFANREALが

優れている理由はまだあるぜ！

ぱぺっとぴんく

　40万円するのにFANREALが選ばれる理由とは？　

いい脚ですね…(・´з`・)

40万円するのに選ばれている

理由は「２つ」あります。

そのうち一つ目は…

「ボディ造形力」の良さです。

画像にある通り…

• TOPSINOでは太ムチすぎ！

• RZRDOLLでは細すぎ！

【そう言い切る理由はこの記事を見ればわかる↓】

そして一般的なTPEラブドール市場の

80％以上はスレンダースリム系です。

その中でFANREALだけは

全く異なる要素がありました。

引用：OLDOLL FANREAL155cm (移動クリック)

例えば新作の155cmボディ↑

過去のラブドールブランドだと、

コシ位置が高いスレンダー足でしたが

FANREAL新作155は違います。

日本人といえば、

ちょっと短足で太ももから

スネまでのラインがふくよかです。

• 日本系のボディが欲しい！

と思っていた人にとって、

FANREALを選ぶ他ないと言う事です。

引用：OLDOLL FANREAL153cm-Bcup (移動クリック)

同時期・新作の153cm-Bcupボディ↑

気付きましたか？

しっかり短足ですよね（笑）

おしりのボリューム感も、

出すぎず凹まない。

結果、FANREALが選ばれるのは…

日本人好みのボディ造形があるから。

ってお話です。

なるほど。

で、もうひとつの理由って何？

ぱぺっとぴんく

　もうひとつの理由は"手"にある　

もうひとつの理由は「手」です。

ラブドールと付き合っていくと、

写真を撮る「モデル」にしたり、

ナイトプレイで

「様々なポーズ」を試したくなります。

FANREALが選ばれるのは、

そんなシチュエーションの中で

• 扱いやすい手の骨格

が実装されてるからと言えます。

この動画で実演してます (3:53~)

実際に触ってみると、

固いけどスムーズな手首の動きで、

ゆっくりヌルっと動く。

物を握らせてみたときに、

toyo

というのはFANREAL、唯一です。

Xでフォロワー万人越えの、

有名ドールフォトグラファーさんが推す、

FANREALですが実際に触ってみて

確かにそうだ！と確認しました。

指をいじっても、

逆関節にならずクリック感のある

動きで10㎏ぐらいなら何でも持てそうです。

"努力"があるから

"高級"になれるんだぜ…？

ぱぺっとぴんく

　ボディメイク製造の様子を公開　

こちらはボディメイクの塗装ブース。

乳首のつぶつぶが、マイクロサイズまで

精巧に描かれているように見えました。

思ったより塗装シンナーの香りはせず、

外のムシムシした空気も感じません。

この部屋はかなり換気がいいんですね。

シリコンラブドールの塗装は、

車と同じで何層にも別けて色をのせます。

1層塗り終わるスピードは、

だいたい見ていて20分くらい。

乾燥時間を考えると、数日はかかりそうです。

FANREALの場合は、

標準でリアルメイク仕様(OLDOLLの場合)

出来上がった塗装済みボディは、

塗膜が落ち着くまでしばらく安置されます。

出荷前のボディの様子。

細かい赤みのグラデーションが美しい！

ネイルアートも請け負っているようです。

人間のように美しい指先ですね！

女性の作業員さんが部屋の隅で、

コソコソやってたので覗いてみました。

どうやらネイルはここで作っているんですね。

ひとつひとつ、カラーを入れて硬化させます。

UVライトで硬化。30秒くらいで

ネイルカラー剤が定着するみたいです。

指先の美しさを

疎かにしないブランドです

ぱぺっとぴんく

　次回へ続きます　

次回、WMDOLL「S-TPE」の実物を触れた感想をお伝えします。

WMDOLL工場にお邪魔できる機会ができました。

そこで新素材「S--TPE」の、

出荷ボディが多数あるという話でしたので、

1. ブリード感はどうか？

2. 触り心地の変化はどうか？

3. 誇大広告ではないか？

疑惑の数々を、実物インプレッションして

証明しようと思います。

しかし場所が上海ではなく、

広東省のシンセンにあるようで、

ひとまず飛行機で1200km移動。

ちょっとした移動ドタバタ劇があったので、

先にその様子を動画でお伝えします！

最後まで見てくれていつも

ありがとう！

ぱぺっとぴんく

新作続々更新！お店も見てってね☆彡